どうして通勤はストレスが溜まってしまうのか?
長い通勤はストレスを溜める原因となります。その理由としては、まずシンプルに体力的に疲れるという点があります。電車に乗るまでにまず家から駅まで行かなければなりません。階段の上り下りもありますし、満員電車ではずっと立ちっぱなしです。
そして、たくさんの人に囲まれるという圧迫感や、人に気を遣うのも知らず知らずのうちに疲れを与えるものとなります。ラッシュ時だと身体的な接触があるのも、不安感を与える要因となりえるでしょう。ほかにも通勤中のマナー違反や他の乗客とのトラブルがストレスの原因になることもあります。
そして、時間通りに職場に着けるのかという不安が生じるのも通勤によるストレスの原因です。たとえ運行時間が決まっている電車通勤でも、天候や事故などで不意に遅延することがあります。自動車で通勤している人であれば、渋滞などによってさらに予測が難しくなります。
物理的な事故やアクシデントに見舞われることもあります。特に自動車通勤であれば、いくら自分として注意して運転をしても、もらい事故に巻き込まれるリスクがあります。電車通勤でも転倒や、他の人とぶつかったり足を踏まれたりすることがありますし、痴漢に遭うなどのリスクも生じます。こうしたことが実際に起きなくても、警戒しながら通勤していますので精神的に疲労する原因となるのです。
また、荷物を持ちながら移動することがストレスになることも考えられます。重くて疲れる、腕や肩が痛くなるということもありますし、バッグが人にぶつかったり満員電車の中で引っ張られたりすることも珍しくありません。こうした問題がストレスにつながり通勤による不快感を増大させるのです。